薬王院は今から約1200年前に開山された真言宗の寺院で、正式には「高尾山薬王院有喜寺」といいます。現在は成田山新勝寺、川崎大師平間寺とともに真言宗智山派の三大本山として広く知られています。
御本尊は「飯縄大権現」。不動明王の化身で、五つの相を併せ持ったお姿が特徴です。
大本堂では毎日諸願成就のお護摩(ご祈祷)が行われております。
一年を通じて多くの方々が種々の悩みやお願い事を御本尊の前で僧侶とともに一心に祈念しています。
■高尾山薬王院有喜寺公式サイト ケーブルカー高尾山駅より徒歩15分
高尾山の天狗は御本尊様に従いお護りする随身として、開運や魔除けなど多くのご利益をもたらす役割をもっています。古来より多くの伝説や信仰の対象として、時に親しみを、時に恐れをもって崇められています。
高尾山が修験道の道場であることから、勇猛精進し山中を自在に駆け回る修験者(山伏)の姿が空想上の存在であった天狗のように見えたのかもしれません。
真っ赤な顔と高い鼻、団扇を持ったお姿が大天狗。その神通力で開運をもたらします。
青い顔にカラスのような嘴、剣を構えたお姿が小天狗。別名烏天狗。その剣で魔を断ちます。
薬王院の精進料理は、肉・魚を使わない旬の野菜の味わいを生かした昔ながらの一膳です。自然豊かな境内でゆっくりと味わうことが出来ます。
高尾膳(要予約)